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■特集■ 売れ筋ライター インタビュー第2回
  ~ogawatoさん

投稿者、購入企業、管理者とWooFoo.netについて話をすると、皆が皆、ogawatoという名前を一度は口にする。予想にたがわず、小引出しをいっぱい持っていて、しかもますます増やしていきそうな人だと見た。
WooFoo.net売れスジランキング1位(05年8月5日現在)。

■書いて、読んで、書いてます
   なんだかんだ考えてもやっぱり将来的に書くことを仕事にしたいなぁと思い立って、ネットで検索をかけたのがWooFoo.netを知るきっかけでした。今年の初め頃です。ライター募集のページは他にもけっこうあって登録もしたんですけど、WooFoo.netはそのなかでも一番てっとり早かった(笑)。(原稿料は)安くても、買ってもらえた!というのが励みになります。

 本業は、(都内にある大学の)修士3年です。専門は江戸文学、今は松尾芭蕉の門下の榎本其角が書いたという説のある「遊女評判記」をいろいろ調べてます。ここのところ学業がおろそかになっているので大きな声じゃいえないんですけど(笑)。平日は求人広告の原稿をつくるバイトをしてます。

 メルマガのライターもしています。1ヶ月くらいお休みしてたんですが、最近復帰しました。(そのメルマガは)内容が幾分いかがわしいので詳しくはちょっと…(笑)。WooFoo.netといっしょで、ライター募集をしているサイトにネットで応募したんです。芸者とか占い書きとか東京ドームのビール売りとか古本屋とか、結構いろんなバイトをした経験があって、全部合わせたら10個くらいかな、そのことをプロフィール欄に書いたら依頼がきました。


■江戸は、あかるい
   気持ちを文字にするようになったのは、中学生の頃。中学時代に塾の先生だったんですけど、すごくいい先生に出会って、それまで漠然と感じていた「言葉の世界の深淵」を「そうだよ本当にあるよ」って教えられたというか。とは言うものの、結構読んできたわりには「この作家が好き!」と心から思える文章にはなかなか出会えないままでした。みんなが太宰治に傾倒したり、山田詠美に熱をあげていたりした頃も、どこかピンとこなかった。

 江戸文学を専攻するようになって、(江戸風俗研究家・漫画家の)杉浦日向子さんの作品に本格的に出会いました。高校時代に「百物語」を読んで、江戸文化に興味を持ったんですが、著作を読みすすめるうちに、明るい江戸観、吉原観などの影響を受けましたね。

 論じる学者が男だとどうしても「吉原にいる女の人はカゴの中の鳥」だ、「苦界」だ、と暗く哀しいイメージで語られることが多いんです。映画の「吉原炎上」みたいに。売春の舞台は表向きに正当化しにくいし、(男の立場からすれば)女に対する引け目もあるんでしょう。

 でも吉原歩きのマニュアル的な要素が強い洒落本では、エロスを描いてもあけっぴろげ。むしろ滑稽さが売りなんです。遊女と客とのやりとりや、遣り手ばばあが飼っている猫の名前、なんていう外の世界からしてみればどうだっていい「楽屋落ち」がてんこ盛りです。担当教授からも「こんなくだらない(と一般的に見なされている)ものを、女のあなたが面白がるなんて!」と言われましたけど。遊女評判記や洒落本を本格的に読み始めてからは、純文学がうさんくさく思えて仕方がないです!なんて。



■頭の中をごちゃごちゃさせてたい
   だから今はサブカルチャーの、雑多な、ごちゃごちゃしたものを書きたいです。ある執筆業の方と話をしていたら「なんでも屋だと(編集者に)いいように使われるだけだから持ちネタを決めなくちゃだめだよ」って言われたんですけど。

 まとまったものではありませんが、日記のようなものを書き始めたのが中学生くらいです。中高生の頃からずっと、何か(書くことを)したいと思ってはいましたね。経験を積んでから(本格的に)書こうかなと思っていました。

 小説? 書きたいと思ったこともありますが、書かないですねぇ。あと2~3年で書く方向を決めて、30歳までに「やったァ!」って言えるようになれたらいいと思ってます。

 文章が大好きな作家さんには、遅ればせながら大学に入った頃に出会いました。イタリア文学の翻訳やエッセイを残された須賀敦子さんです。文学に一生をかけて真摯な姿勢で挑んだ方で、だからこそ長い年月をかけてからでないと書き始められなかったのだろうと。多大な影響を受けてます。一生懸命、文体をパクりたいです(笑)。

 あとは、ロシア語通訳の米原万里さんの本も好き。本当に喋ることが得意な人って感じの文章です。勢いも大切ですよね。どちらも外国生活を長くなさった経験があるというのが共通点ですね。その影響か、英語もろくにしゃべれないわたしが、今ではいつか外国に住んでみたいと思っています。


■ぶっちゃけ、WooFoo.netって。
 
 最初は、WooFooStars.netに載るようなルポ的な記事がいいのかと思いました。巷のジンクスをまとめた記事を2本投稿したのがはじめです。それが売れなくて、さてどうしようと考えました。購入済み文章が載るE-CIRCUSをチェックしてみたら、ストーリー的なものが載っている。それじゃストーリー的なものを書いてみようと思って、好きなように書いてみたら売れました。

 投稿者ってきっと一番いい読者になりますよ。他の人の作品を読んだら、自分の作品に対しても客観的になれると思うんです。「こういうジャンルやレベルの作品と並んでいるんだな」とわかることは、次の投稿に向けてきっとすごくいい刺激になります。他の人は(1作品あたり)どれくらいの時間をかけて書いてるんですかねぇ。

 購入企業は増えないんですか?WooFooStars.netに合う文章も書きたいんですけど、あのサイトではどこに載るんでしょうか。過去の購入作品がどこに掲載されているのかがわかれば参考にしたいです。(談)


プロフィール ogawato
■プロフィール■
1980年11月6日東京生まれ。
東京在住。B型。
URL http://plaza.rakuten.co.jp/issyounetetai/


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